面白きこともなき世を面白く。
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思わずSS書き上げた。笑
追記にブッこんどきます。本当短い上に模造もいいとこな話です。
サ●ライズの本気を垣間見ました…いや、ガンミしました←
もうすごすぎて何も言えない。なんだあの作画クオリティは。なんだあの動きは。どうやって処理したらあんなんできるんですか。ぬしらが神か。
先週の予告でも思ったけど、モノクロ演出は卑怯だと思います…な、泣くじゃないか…!
本編の内容ネタバレっつーか、アニ魂を見て思った松陽先生考察を追記にて。
追記にブッこんどきます。本当短い上に模造もいいとこな話です。
サ●ライズの本気を垣間見ました…いや、ガンミしました←
もうすごすぎて何も言えない。なんだあの作画クオリティは。なんだあの動きは。どうやって処理したらあんなんできるんですか。ぬしらが神か。
先週の予告でも思ったけど、モノクロ演出は卑怯だと思います…な、泣くじゃないか…!
本編の内容ネタバレっつーか、アニ魂を見て思った松陽先生考察を追記にて。
まさかのやまちゃんで吃驚しました。笑
同人界での先生は、基本名前をさん付けして呼ぶのがセオリーですが、なんかアニメの先生は呼び捨てしそうなイメージでした。似非敬語がやまちゃんにより渋く深くなってた。もっと高めの声かと思ってたけど、これはこれでいいと思います。
杉/田さんの演技も冴え渡ってましたね。銀ちゃんの中で本当に先生の存在が大きいんだなって思いました。ラストの「俺もだ」の台詞のすごく、後悔の念というか、むなしさみたいなのが切なかったです。
キレてる銀ちゃんは本当にイケメンでした。銀ちゃん大好き。
来週が楽しみです。
以下仔銀が先生におんぶされてるのを見て思いついたSS↓
【大人と餓鬼】
「今年は豊作ですねぇ」
秋風に揺れる金色の海を眺めながら、あの人はいつもの様に微笑んだ。
俺はというと、たわわに実った稲穂と畦道の隙間でばったりと仰向けに倒れこんでいた。上を見上げればあの人が可笑しそうに笑っていて、下を見ればきらきらと黄金色が水面のように揺れる。すっかり寒くなった秋風が俺の頬を撫でるのを感じて、俺はゆっくりと瞬きをした。
「こんなにゆっくりしたのは初めてだ」
硝煙の臭いも、腐敗の臭いも、血肉の臭いも、死の臭いすら遠い。戦場とは違う。あそこは時間が止まっていたが、ここはゆっくりと進んでいる。
貰った刀も、今は手元にはない。刀が無いのは少し不安だけど、あの人が傍にいるから大丈夫だと思えた。
この間までは、刀を枕にしなければ眠れなかったくらいなのに。
ぼんやりと感慨に浸っていると、あの人がしゃがみ込んで俺を頭上から見下ろしてきた。
「銀時、そろそろ戻りますよ。晋助と小太郎が待ってる」
「…もう少しここにいる」
俺は目を閉じたまま言った。今日はまだ帰りたくなかった。明るい賑やかさを教えてくれたのもあの人だけど、今はまだ、こうしてあの人と二人でいたかった。それに帰れば、高杉とか言うちびがやたらあの人に構う。それを見るたびに、顔には出さないけど俺は少しもやもやするんだ。その感情の名前は知らないけど。
「今日は夜にお月見をする約束があるんですよ。一緒に準備をしてくれるんじゃなかったんですか?」
「するけど、まだ帰りたくない」
「…銀時」
「やだ」
俺が頑なに拒んでいると、頭上から静かなため息が聞こえてきた。
あ、と思う。
どうしよう、困っている。別に困らせたいわけじゃないのに。嫌われたら、どうしよう。
…捨てられたら、どうしよう。
急に不安になったが、目をつむったままではあの人の顔が見えない。だけど怖くて目を開けられない。
そんな風に、どうしたものかと悩んでいる時だった。
「…しょうがないですね」
「っ、うわ!?」
突然両脇を抱えられて立たされたかと思ったら、気付いた時には俺は強制的に背負われてしまっていた。
「なっ、何だよ急に!おろせよ!」
「はいはい、とっとと帰りますよ」
なんだか大きな赤ん坊ができたみたいですねぇと、あの人はまた笑った。目の前には、あの人の頭。
俺は抵抗するのを諦めて、大人しくあの人の背中に身を預けた。「それでいいんです」とまた笑われた。
あの人の背中は大きくて、温かくて、生きていた。
心の臓が動いているのを腹で感じた。
息をするから肩が上下している。
血が巡る音が聞こえる。
生きている。
戦場で俺が腰掛けにしていた屍とは違って、固くもないし冷たくもないし臭くもない。
そんなことが、ただ嬉しかった。
「さて、月見団子には何をつけましょうかね。銀時は何がいいですか?」
「…餡ときな粉」
あの人の目線から見る稲穂の海は、俺の目線では見えなかった海の果てまで見えてしまった。
なんて狭い海だろう。
でも、綺麗だと思った。
綺麗だと思えた。
end
短っ!
気が向いたらこれに加筆してイベントで発行します。
同人界での先生は、基本名前をさん付けして呼ぶのがセオリーですが、なんかアニメの先生は呼び捨てしそうなイメージでした。似非敬語がやまちゃんにより渋く深くなってた。もっと高めの声かと思ってたけど、これはこれでいいと思います。
杉/田さんの演技も冴え渡ってましたね。銀ちゃんの中で本当に先生の存在が大きいんだなって思いました。ラストの「俺もだ」の台詞のすごく、後悔の念というか、むなしさみたいなのが切なかったです。
キレてる銀ちゃんは本当にイケメンでした。銀ちゃん大好き。
来週が楽しみです。
以下仔銀が先生におんぶされてるのを見て思いついたSS↓
【大人と餓鬼】
「今年は豊作ですねぇ」
秋風に揺れる金色の海を眺めながら、あの人はいつもの様に微笑んだ。
俺はというと、たわわに実った稲穂と畦道の隙間でばったりと仰向けに倒れこんでいた。上を見上げればあの人が可笑しそうに笑っていて、下を見ればきらきらと黄金色が水面のように揺れる。すっかり寒くなった秋風が俺の頬を撫でるのを感じて、俺はゆっくりと瞬きをした。
「こんなにゆっくりしたのは初めてだ」
硝煙の臭いも、腐敗の臭いも、血肉の臭いも、死の臭いすら遠い。戦場とは違う。あそこは時間が止まっていたが、ここはゆっくりと進んでいる。
貰った刀も、今は手元にはない。刀が無いのは少し不安だけど、あの人が傍にいるから大丈夫だと思えた。
この間までは、刀を枕にしなければ眠れなかったくらいなのに。
ぼんやりと感慨に浸っていると、あの人がしゃがみ込んで俺を頭上から見下ろしてきた。
「銀時、そろそろ戻りますよ。晋助と小太郎が待ってる」
「…もう少しここにいる」
俺は目を閉じたまま言った。今日はまだ帰りたくなかった。明るい賑やかさを教えてくれたのもあの人だけど、今はまだ、こうしてあの人と二人でいたかった。それに帰れば、高杉とか言うちびがやたらあの人に構う。それを見るたびに、顔には出さないけど俺は少しもやもやするんだ。その感情の名前は知らないけど。
「今日は夜にお月見をする約束があるんですよ。一緒に準備をしてくれるんじゃなかったんですか?」
「するけど、まだ帰りたくない」
「…銀時」
「やだ」
俺が頑なに拒んでいると、頭上から静かなため息が聞こえてきた。
あ、と思う。
どうしよう、困っている。別に困らせたいわけじゃないのに。嫌われたら、どうしよう。
…捨てられたら、どうしよう。
急に不安になったが、目をつむったままではあの人の顔が見えない。だけど怖くて目を開けられない。
そんな風に、どうしたものかと悩んでいる時だった。
「…しょうがないですね」
「っ、うわ!?」
突然両脇を抱えられて立たされたかと思ったら、気付いた時には俺は強制的に背負われてしまっていた。
「なっ、何だよ急に!おろせよ!」
「はいはい、とっとと帰りますよ」
なんだか大きな赤ん坊ができたみたいですねぇと、あの人はまた笑った。目の前には、あの人の頭。
俺は抵抗するのを諦めて、大人しくあの人の背中に身を預けた。「それでいいんです」とまた笑われた。
あの人の背中は大きくて、温かくて、生きていた。
心の臓が動いているのを腹で感じた。
息をするから肩が上下している。
血が巡る音が聞こえる。
生きている。
戦場で俺が腰掛けにしていた屍とは違って、固くもないし冷たくもないし臭くもない。
そんなことが、ただ嬉しかった。
「さて、月見団子には何をつけましょうかね。銀時は何がいいですか?」
「…餡ときな粉」
あの人の目線から見る稲穂の海は、俺の目線では見えなかった海の果てまで見えてしまった。
なんて狭い海だろう。
でも、綺麗だと思った。
綺麗だと思えた。
end
短っ!
気が向いたらこれに加筆してイベントで発行します。
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プロフィール
HN:
枷邑暁斗
性別:
女性
職業:
高校生。
趣味:
多趣味多芸。
自己紹介:
悪役好き。
座右の銘は高杉晋作辞世の句。
SVN(サディスティックでバイオレンスなニヒリスト)
座右の銘は高杉晋作辞世の句。
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